tadashiriの日記(仮)

つらそうにしている、人

読書録など

 書くことが苦手だなあと思う。というか、書くぞという気分のときに何かがするすると書けることがめちゃめちゃ少ない気がする。で、まあ別にこれの理由はある程度わかっていて、なんか言いたいことがある時にはツイッターに書いちゃうから、結果ブログ書こうという時には書くことねーなって感じになる。で、まあそのせいだなーと思って、じゃあツイッターに書いたことをまとめてブログに書くつもりで読み返すと、何やこいつ結局何言いたいんじゃってなる。それで、まあどうにかしたいですねというだけで、この話も勿論着地点が全然ない。

 

 なんだろう、結論をある程度用意しながら話せるけれど、そのように結論を用意して文章を書くというのがむずかしい。思考、声でするものだろうという思いがある。もうなんだろう、音声入力で文字に起こしてもらった方がいいんじゃないかという気がしてきた。

 で、気がしてきたついでにGoogle音声入力を使って文章を書いてみたのだが、イマイチしっくりこない。そもそもそんなに使いこなしてない(使い込みのいるツールという感じもしないけれど)のはあるだろうが、それ以上に喋りたいことを喋るついでにオンにしておくのがいいのであって、あーこないだ語りたかったアレを語ろう、という使い方をするとちょっと気が乗りきらない。まあでもそれなりに便利であろうことはわかったので、今度ツイキャスでもするときに導入してみようと思う。

 

 

 

 ここまで書いた時点でめちゃめちゃ眠いんだけど、前からなんか見たかった『トレジャーハンター・クミコ』を観たので、一応感想を書いておく。

 で、結論からいうと、そこまで期待してなかったけど別にそんなに面白くなかったという感じ。なんかこう、ウルヴァリンやくざ映画ほどではないが勘違い日本が出てきて、デフォルメの効いた異常な日本人女が出てきた。で、まあ話は『妄執に取りつかれた人が、むちゃくちゃな方向に突き進んで幸せな夢を見ながら死ぬ』という高校生がよく考える感じのやつなんだけど。あんまり楽しくないし、偏屈な日本人女のフェチを作り手がひたすら吐露するみたいな内容なのに日本人から見たらさすがにかわいく感じられないデフォルメの方向だったりもする(演技のデフォルメもそうだがなにより行動の極端さがすごい)。ただ、「架空の宝を追いかける女」に実際と大きく異なる日本を思い描く作り手のマインドが乗っている感じはわかるし、なんとなく賛同したい気もする、でもやっぱりかな~りどうでもいいと思ってしまった一本だった。

 

 あと、まあいい加減ねようという感じではあるんですけど、一応読書録だけ処理して寝ます。

 

 最近読んだもの

 

 サン=テグジュペリ 大久保ゆう訳『あのときの王子くん』(青空文庫) 

図書カード:あのときの王子くん

人に薦められた(読んで感想を聞かせてくれと言われた)ので読んだ。訳文の児童文学っぽいオーバーな文体が好みでないとか、寓話的なわりにはかっちりした作りに思えないとか、メッセージのブレンド具合が好みでないとかがあり、とりあえず小説としてはあんまり楽しめなかった。でも登場人物を通して描かれている社会の中の人物が、当時の実社会ではどうなのかとか、あとまあサン=テグジュペリの人物像に興味を持ったりとか、そういう観点では楽しめた。(一部ストーリーに納得しがたいとか、そういうのは色々あるのだが、書いてくれと言われない限りめんどうなので割愛する)

 

 今読んでいるもの

 佐藤雅彦『新しい分かり方』

 随筆部分の序盤まで読了。二つの似た写真の間を脳が補完したり、複数の写真から法則を見つけたり、そういう脳の挙動を実際に写真やイラストで実践的に説明してくれる感じの本。実際にイラスト上に指先を置いてみたりして楽しむ本になっていて、読んでいるとマテリアルとしての本というものを意識させられたり、また単純にしてやられたりする。グスタフ王のくだりはちょっとうますぎて悔しさすらあった。

 

 

 

 疲れた無理寝ます。

(ここまで書いて本当に寝た