tadashiriの日記(仮)

つらそうにしている、人

期日前投票に行った/そば

 なんか暇だったし台風直撃に合わせて行くのも馬鹿馬鹿しいので、期日前投票に行ってきた。雨の日に出かけるのは嫌いじゃないが、雨の日はごみごみしたところ(正確には帰りの交通機関が込み合って湿度が厳しいことになるところ)に行く気にはならないので、普段いかない事務所みたいなところは適度に何もなくて丁度いい。

 バス停からすぐそばだったけどかなり迷った。入口がわかりにくい。それで、行くとまあちらほら人もいるなーというぐらいの感じ。なんかずっと音楽が流れてる。それで、受付の人たちがやたらいて、貴様らどこ党員だ!!って思ってしまった。なんかそれで、紙渡すんだけど、間違って家の人の紙を持ってきていた。その辺の対応のマニュアルはあるらしくて、問題なかった。どこ党員とか思ってすいません。あとかかってる曲のタイトルを尋ねたら教えてくれた、すいません。

 投票用紙をもらってから、どこに投票しようか考えた。小選挙区は悩む余地があんまりなくて、比例代表は最後まで悩んだ。ぼくは支持政党はもともとないので。

 

 で、まあこれ考えてる最中、なんか入れてから後で後悔しないかとか思ったけど、後で不満があったら文句言えばいいのでいいやと思った。投票したのだから最後まで見守れみたいなこと言ってる人いるけど、ああいうの全然意味がわからない。その考え方ブラック企業で喜ばれそうですねと思う。

 ブラック企業でなくてもそうだけど、なんかこう、選挙って暇な人か、そうでない人は仕方なく行くもんだよなーと思っていて、だって生活レベルで行くメリットはほとんどないじゃん。ライブもなきゃお茶も出ないし、給与が出るわけでもないし。それで、まあ時間は食ってしまうわけだし。それで、普段から部下を21時に帰らせてる人間が選挙に行けとかいってたらクソダサいよねと思う。

 

 まあ僕がどこに投票したかは僕も忘れるつもりなので言わないけど、投票所を出て歩いてたら立ちそば屋さんがあった。焼きそばとか卵かけごはんを推していて、そばの気分だったのでそばを選んだ。

 他の客はおじいさんおばあさんが多くて、なんかたまり場になっているらしかった。確かにビールもある。後ろで「仕事の話がある」って電話で言ってる人がいて、あっこれは話し相手が欲しいだけだなという感じだったのでにやける。浄水器とグラスの傷み方がすごくて、そばを待っている間なんかやだなーと思っていると、余ってた春菊天をサービスしてくれた。嬉しくなったので、傷んだグラスで水を飲むと、ちゃんと店のお客になれた気がした。

 そばは本当にふつうで、ややゆですぎた乾麺そばをにんべんのつゆの汁に浸した味がした。共通で入ってるっぽい具がねぎじゃなくてわかめなのも、家のそばっぽい。春菊天は生まれてから僕の口に入るまでサクサクしていた瞬間がひと時もないようなもこもこしたやつだった。それなのに噛むとちゃんと春菊の香りがするし、汁を吸ってふやける感じがおいしい。なんか、確かに茹でるのとか、皿洗うのの手間考えると、普通のそばって外で食べればいいなと思った。それぐらい普通のそばで、食べてよかった。